解体工事費用の中で大きな割合をしめるのが処分費です。通常、解体廃材は現場で大まかに分別して処分場に持ち込みますが、物件ごとにトラックで処分施設に持ち込むのは大変手間とお金がかかります。
弊社では自社の廃棄物一時保管場所に廃棄物を運び、細かく分別し破砕を行います。金属以外の木材・コンクリートなど自社で処分出来ない廃棄物は、大型車両でまとめて施設へ運ぶため、他社と比べて大きなコストダウンになっています。

人件費も解体費用の中で大きな割合をしめる項目です。人件費を押さえるためには、工事を合理化し作業期間を短くすることが大切です。先に紹介した廃棄物一時保管場所を利用することにより、現場での分別を最小限に抑える事ができます。また、通常の解体業者では使用しないような特殊な重機も大胆に導入したり、特注したりして工事を合理化させ人件費を削減しています。

諸経費には重機・車両代や重機を運搬する費用などが含まれています。多くの解体業者が重機の輸送を輸送会社に依頼する中、弊社では自社で重機の運搬を行っています。それだけでは車両代が増えてしまうように思えますが、重機の運搬車両に見合った特注のコンテナを利用し、重機運搬車両を廃棄物収集車としても利用できるように工夫を行いました。そこで車両の稼働率を上げ重機・車両代を削減しています。

解体業者の利益も解体費用には含まれます。弊社では会社の収益源を廃棄物収集運搬や鉄くずの売却などに分散させることにより、解体の利益を押さえても問題がない収益構造を実現しています。
一方で不法投棄や手抜き工事、近隣対応の漏れなどサービスの低下を伴うような利益の削減はいっさい行っていません。