2013-11-11
今日の現場は愛知県岡崎市の木造2階建のお宅です。
まずは現場状況を把握します。敷地の広さがあまり無いこと、割と古い建物なので、使用している材料にアスベストが含まれている可能性も考え、廃棄物の分別処理を方法と、埃等の飛散を防ぐよう養生のやり方を検討すること、近隣の住宅が割りと接近しているので、騒音の影響や建物への影響を最小限にする事、道路幅が狭いので、搬入・廃材の搬出方法の検討等、解体工事を滞りなく進めるための材料を持ち帰り、工事作業の段取りを考え、スタッフ全員で打ち合わせをし、効率のよい作業工程を組みます。
工事の日程と手順、道路の使用状況を把握して、まずは施主様同伴で近隣挨拶を行います。その際に、工事日程の話をすると状況をよりわかっていただけるので、後々のトラブルを防ぐことができます。
いよいよ工事着工です。
住宅の周囲の配管や電気の配線などは、先に取り外しておきます。
それからまずは足場を組み養生シートを貼ります。足場は屋根や2階の高い所の解体作業に必要なものなのですが、ここに養生シートを貼ることで、少しでも埃の飛散を防ぐという目的もあります。
最初に解体していくのは、手作業で壊せる部分及び付属物です。
屋根材・窓ガラス・サッシ・畳・内装材など、重機で解体する際に廃材が混ざり込んではいけないような部分を解体します。
現在の法律では、建設リサイクル法により、廃棄物の種類によって廃棄方法が決められています。
それぞれ品目別に仕分けしそれぞれの処理場へ運搬します。
手作業での解体作業が終わったら、現場に重機を搬入し、埃が舞い立つのを防ぐために放水しながらゆっくり上から家屋を壊していきます。
上物(家屋)の撤去が終わると、次は基礎部分の解体にかかります。
基礎部分については、鉄筋とコンクリートの地中の廃棄物なので、取り残しが無いように進めていきます。コンクリートの場合、重機の刃を替えて砕くように取り除いていきます。
解体したコンクリート材と鉄筋材はリサイクル法によって特定建設資材廃棄物となり、再資源化が義務づけられていますので、決められた再資源化の施設に運搬します。
解体撤去が終了したあとは、仕上げの作業に入ります。