2014-7-12
今回の工事は、愛知県安城市の基礎の解体及び盛土の工事です。
現場を確認すると、基礎のボリュームが結構あります。土地自体の高さが道路から1m位上がっているので、重機の搬入路も必要になってきますので、スロープを作り乗り入れていくことにしました。
左の写真は基礎解体工事前の状態、右の写真は解体が終わり、盛土をしてキャタピラで踏み固めた状態です。盛土部分は道路に土が流れ出ないように、土地と道路の擦り付け部分は1:2.0の勾配を付けて固めていきます。
基礎部分はクラッシャーやブレーカーと呼ばれるアタッチメントを重機に取り付けて、コンクリートを砕いていきます。内部からは組み込まれている鉄筋がかなり出ますので、コンクリート殻とは分別します。
右下の写真は基礎の解体工事の様子です。機械の先についているアタッチメントはブレーカーです。鉄筋の間のコンクリートを粉砕して、コンクリートと鉄筋を分けていきます。
解体したコンクリート材と鉄筋材はリサイクル法によって特定建設資材廃棄物となり、再資源化が義務づけられていますので、決められた再資源化の施設に運搬します。
基礎の解体・撤去が終わりましたら、残廃棄物を取り除きます。細かい取り残しのコンクリート殻や鉄の破片、ボルト等を撤去し、材質ごとに廃棄処理を行います。
その後、決められた高さまで盛土をし、埃や土で汚れてしまった周囲の道路やフェンスを清掃して完工です。