鉄骨造住宅の解体工事について
鉄骨造住宅は柱や梁に鋼材を使っているためとても頑丈で、解体工事では騒音や振動が発生しやすいです。
そのため、木造の建物よりも大きく工期も長くなるのでご近所様への配慮を行うことが必要です。
現場の状況によっては一ヶ月前後の期間が必要にもなります。安全を守った中で効率の良い作業によって工期短縮を図り、解体工事を完了させます。
お見積もり前に確認しておくこと
お客様のほうでお見積り前に以下の項目をご確認頂きますと、お見積りがよりスムーズに、より詳細になります。
もちろん、これらの項目について全て分からなくて大丈夫です。分かる範囲で良いので教えてください。不明な点は私達が現場で確認します。
確認事項 | 確認内容 |
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建物の所有者について | 解体する建物が複数の所有者がいることがあります |
解体する範囲について | 隣地とのブロック塀などどこまでが所有物で解体する範囲かご確認お願いします |
近隣に特別な配慮が必要な場所・人の有無について | 工事中は騒音や振動などが発生するため |
建物内残置物の処分をどうするのか | お客様で処分を行う他、私達がお手伝いすることも可能です |
図面、謄本について | 木造や鉄骨造など建物の構造等 |
工事時期について | 直前の依頼では難しい事もあるので、余裕をもってご依頼ください |
井戸、浄化槽について | 井戸や浄化槽があるどうか教えて下さい |
電気、ガス、水道の使用状況 | 使用しているかどうか、管があるかどうか |
解体後の使い方 | 売却・建替え・駐車場など |
近所で解体を行った方がいれば、その状況について | 地中埋設物があった場合や近隣からクレームがあった等 |
地中の杭があるかどうか | 建物が大型だったり、地盤が弱い地域だったりすると、杭打ちをしている可能性があります |
アスベストがあるかどうか | アスベストが有無について調査や特別な処理を行う事で、費用がかかる可能性があります |
火災家屋、空き家の解体工事もお任せ
火災家屋や空き家の解体工事も私達に任せてください。
全焼した建物でも、基礎や外構の撤去は解体業者に依頼しないと難しいです。
私達は火災家屋の解体も経験が豊富にありますので、注意すべきポイントを押さえた中で作業を進める事ができます。
空き家の解体工事は、自治体から補助金を受けることができる地域もあります。
補助金制度がある自治体や制度の基準に該当するかどうかについても、私達にお気軽に聞いてください。
鉄骨造住宅の解体工事の流れ
1.ライフラインを止める
解体の開始前に電気やガス、インターネットなどのライフラインは停止してください。
停止は各会社に連絡が必要で、少し早めに連絡をして頂くと良いでしょう。
2.近隣への挨拶・各種届出
木造住宅よりも騒音や振動が発生しやすいので、ご近所様への工事内容の説明は丁寧に行って、解体工事のご理解を頂きます。
3.足場・養生シートの準備
足場を組み、現場の周辺を養生シートで覆います。シートで覆う事で、工事中の粉塵を押さえる事ができ、防音効果も期待できます。
4.内装材や屋根材などを撤去
解体工事は建築リサイクル法に定められた分別解体が必要です。重機での解体を行う前に、内装材や屋根材、ガラスなどを全て取り除き、分別して処分場へ運びます。
5.重機で解体
鉄骨造住宅は構造が鉄骨でできているため、重機のカッターを用いて切り離して解体します。
解体した鉄骨は処分場でリサイクルされます。
6.基礎の解体
建物の次は基礎も解体します。基礎もコンクリートと鉄筋に分別して処分場へ運び出します。解体した基礎を処分を行わず、地中に埋め戻してしまう違法行為を行う業者もいるようですので、適切な業者を選ぶことが重要です。
7.整地
最後の仕上げは、現場に残った金属片や木片、コンクリート片などを取り除き、綺麗に整地します。
お客様に最後の確認をいただき、終了となります。